公開質問状 星野リゾート代表取締役社長 星野佳路 様

 貴星野リゾート新今宮のJR環状線をはさんだ南側に日雇労働者の街、釜ヶ崎があります。建設産業のきつい、汚れる、危険な仕事を一手に引き受けて働いているのが釜ヶ崎の労働者です。過去も現在もこれからも釜ヶ崎の労働者がいなければビルも道路も地下鉄、ダムもできません。

 釜ヶ崎には「あいりん職安」というハローワークがあります。日雇労働者に日雇労働の仕事を紹介することを目的に設置されました。1970年ころです。

 この職安は仕事の紹介業務をしません。2012年12月28日国を相手に損害賠償の裁判を起こしました。2016年年4月16日に判決があり、損害賠償は認められませんでしたが判決文の中で、あいりん職安が仕事の紹介業務を行わないことは「違法と言わざるを得ない」と国の労働行政を断罪しました。でもいまだに紹介業務が行われていません。

 また釜ヶ崎の労働者が生活に困ったとき訪ねる大阪市の西成区健康福祉センター分館(太子町1‐15‐17)は生活保護の原則は居宅保護であるにもかかわらず劣悪な施設への収容を押しつけ続けています。施設収容を拒否した人たちの多くが野宿しておられます。

 釜ヶ崎の労働者が野宿を強いられている原因はこの二つにあると言っても過言ではありません。


 ところで4月23日の朝、貴ホテルの敷地の中にあるガーデンエリア「みやぐりん」に入ろうとすると「こちらのエントランスプラザは当面閉鎖いたします。当館をご利用の方は西側のメインエントランスよりお入りいただけます。みやぐりんはカフェ、レストラン利用者のスペースとさせていただきます。 OMO7大阪」との張り紙がありました。

 そばに立っていた貴職員とみられる女性に聞くと、「ホテル宿泊者かカフェの利用者しか入れません」とエントランスプラザへの入園を拒否されました。知り合いの労働者が「喫茶店は入れるんでしょ?」と聞くと「朝7時からのモーニングが1250円」と答えておられました。この労働者も入園できませんでした。

 OMO7大阪by星野リゾート【公式】によると、「駅前から広がるガーデンエリア「みやぐりん」は木立を抜けてホテルへと繋がる緩やかなアプローチ。誰もが行き交うエリアには…」とあります。

 そこで質問します。なぜ、だれもが行き交うことができなくなったのですか。

 2週間後の5月9日までに文書にて回答を願います。

2022年4月25日




2年前の定額給付金について弁護士に委任状を書かれた佐郷勇一さん、釜合労まで至急連絡下さい。

裁判所が誕生日(生年月日)と本籍地を教えてほしいとのことです。よろしくお願いします。



今後のスケジュール


4月26日(火)午後2時

釜ヶ崎解放会館2階にて釜合労組合大会


4月30日(土)午後3時

三角公園にて「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」「コロナ対策をまじめにやれ」の集会とデモ

お茶とおにぎりを用意します


5月1日(日)午前11時20分

釜ヶ崎メーデー

バス「釜ヶ崎」の前から出発


5月28日(土)

午後3時

三角公園にて「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」「コロナ対策をまじめにやれ」の集会とデモ(予定)

午後5時

西成市民館3階講堂「総合センターを国の登録有形文化財に」報告集会


6月13日(月)11時

大阪高裁 本館201号法廷

センター立ち退き訴訟控訴審




2022年4月25日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階  

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com

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