定額給付金の裁判 労働者側(原告)・大阪市側(被告)に対し 裁判所から「検討を要する事項」の提示がありました

2020年8月18日、西成区保健福祉センター分館(元市更相)前で大阪市の職員に定額給付金(10万円)申請を拒否された労働者12名が原告となり、大阪市長松井一郎氏を相手に大阪地方裁判所に各10万円の損害賠償請求をした件に関し、被告大阪市は「定額給付金は贈与であり請求権も発生しない」と主張しています。

これに対し、労働者側(原告)は「本件定額給付金支給・不支給決定は、贈与契約における承諾・不承諾ではなく公権力の行使であり、さらには、特別定額給付金の給付申請を拒否することは憲法14条が規定する平等原則に反する」と主張。

これら原告、被告の主張に対し裁判所は、検討を要する事項として、労働者側(原告)には「いかなる運用をすべきであったのかを明らかにされたい」、大阪市側(被告)には「ホームレス等に対する本件特別定額給付金の支給手続きの実情について説明されたい。とりわけ、本人確認手続きの流れや実情(たとえば、高齢者特別清掃紹介事業など)についても説明したうえで、原告が主張するような本籍地の戸籍照会や支給事実の記録化等の制度設計が可能か否かを説明されたい」と述べました。

差別行政との闘いが裁判所の中でも始まりました。

原告の江上春喜さん、大阪市(被告)は「そもそも本件特別定額給付金の申請がされていない」と主張しています。

江上さん、釜合労に至急連絡を下さい。よろしくお願いします。



10月18日(火)午後3時
星野リゾートに抗議と要請行動です

星野リゾート新今宮は、「駅前から広がるガーデンエリアみやぐりんはだれもが行き交うエリアには…」という広告をしておきながら4月22日のオープンの日に手のひらをかえし「ホテルに宿泊している人かカフェを利用する人しか入れない」としたのです。

この件についてはJAROに「おとり広告」として申告しました。公正な判断が行われるよう願っています。

10月18日(火)午後3時、星野リゾート新今宮の庭園前で、公開質問状の回答がいまだに無いこと、広告どおり「だれもが行き交うエリア」にするよう、抗議と要請行動を行います。関心のある方はぜひお越し下さい。共に声をあげましょう。



*10月29日(土)に予定されている「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の集会ですが、他の団体が三角公園を借りていることが分かり、場所の変更を余儀なくされました。集会はセンター北西にある大釜の横で行い、その後地区内をデモ行進することになりました。



今後のスケジュール


10月18日(火)午後3時

星野リゾート新今宮に抗議と要請行動


10月29日(土)午後3時

「センターつぶすな」集会、デモ

センター北西の大釜横で集会。その後地区内をデモ行進


12月5日(月)午後3時

大阪地裁1007号法廷

定額給付金の裁判


12月14日(水)午後3時

大阪高裁201号法廷

センター強制排除反対訴訟控訴審判決




2022年10月17日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階  

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com

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