釜ヶ崎の労働者は過去も現在もこれからも 建設現場で必要不可欠な労働者
2月25日(土)午後3時 三角公園に集まろう
センターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対
第66回労働施設検討会議の案内状が届きました。表題を見てもわかるように、シャッターで閉じられた総合センターをつぶしたあとに建てられるのは労働施設(あいりん職安と西成労働福祉センター)だけ。
シャワー室も無ければ、娯楽室も無く、食堂、売店、足洗い場、洗濯槽もありません。トイレの数も少ない。およそ労働者の使えるものは何も無い。
総合センターが開いていた時にはダンボールを敷いて横になることができました。この大阪で、おけんたいでダンボールを敷いて横になって文句を言われないところはセンターしかありませんでした。こんないい所は他にありません。
総合センター(市営住宅、医療センターを含む)は国や大阪府や大阪市が勝手に作ったのではありません。私達の先輩や皆さん方が闘って弾圧を受けても闘い、その闘いの結果、国、大阪府、大阪市が釜ヶ崎労働者の労働問題の改善、福祉問題の改善を進めるべく、労働者が活用できる場所として建設されたものです。
しかし肝心なことは何一つ改善されていません。あいりん職安(国)は相変わらず仕事の紹介をさぼり続けていますし、大阪市も相変わらず施設収容を押しつけ続けています。西成労働福祉センター(大阪府)は労働者に手配師や人夫出しの人たちを紹介し続けています。
労働問題の改善や福祉問題の改善は道半ば。何一つ改善されていなのです。
なのに、なんで役人やそのタイコ持ちたちがセンターをつぶすことに奔走するのか。役人やタイコ持ちたちはセンターをつぶして労働者を散り散りばらばらにし、労働者を見えなくすることをねらっています。役人やそのタイコ持ちたちの口車に乗ってはいけません。
釜ヶ崎の労働者は過去も現在もこれからも建設現場で必要不可欠な労働者です。ならば「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」これが労働者の声です。
本の紹介です。ぜひ読んでみて下さい
釜ヶ崎炊き出しのうた
海風社1989年発行
著者 いながきひろし
(絶版となっていますが、図書館で読むことができます)
労働者が人間らしく生き抜けるように、長いあいだ釜ヶ崎で奮闘してきた稲垣さん。精力的に、でもひょうひょうと、喋るよりまず動いてきた稲垣さん。そんな彼がようやくうたった。釜ヶ崎でも人間が、労働者がけんめいに生きようとしているのを知ってほしい一心で。だが不思議なことに、このうたは、暴力団や行政との戦いを語るにも、明るくのんびり響いてくる。釜ヶ崎には希望があるで、と響いてくる。ほんとに強いうたなのだ。(中山千夏さん 本の帯より)
釜ヶ崎合唱団
ブレーンセンター2018年発行
編著者 釜ヶ崎炊き出しの会
(書店、アマゾンでも購入できます。図書館にもあります。)
様々な思いを胸に秘め、日々仕事に励む大阪釜ヶ崎の労働者。望郷の念、そして亡き母への思慕、叶えられなかった夢…など。そんな思いを彼らが語ってくれました。そこには懸命に生きてきた人間のみが放つ生命の輝きがあります。彼らの声に耳を澄ませたとき、あなたの心はどんなふうに共鳴するのでしょうか。(本の帯より)
今後のスケジュール
2月25日(土)午後3時
三角公園「センターつぶすな」集会とデモ
2月27日(月)午後6時30分
西成区役所東側夜間出入り口
「センターを残してまちづくり」をするよう釜ヶ崎公民権運動の人たちと抗議と要請行動
2月28日(火)午後3時
星野リゾートに抗議と要請
3月14日(火)午前11時
大阪地裁1010号法廷
定額給付金裁判
5月15日(月)午後2時
大阪高裁201号法廷
監視カメラ裁判判決
*今年の4月には統一地方選挙が予定されています。
釜合労執行委員長稲垣浩は釜ヶ崎労働者の声を市議会に届けることをめざし、立候補の予定です。
2023年2月20日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com
0コメント