３月３１日から始まった統一地方選挙。大阪市の議員を決める選挙の投票日は４月９日でした。

その最中の４月４日、アカウント名「やっぱり満里奈様」のツイッター画面をある人に見せてもらいました。ポスター掲示版に貼られた釜合労委員長いながきひろしのポスターを写真に撮り、その欄外に「ヨゴレ稲垣」と書かれて投稿されていました。「いながきひろしに対する名誉棄損と公職選挙法違反、釜ヶ崎労働者に対する差別」が頭の中をよぎりました。

ちなみに大阪市選挙管理委員会発行の「選挙運動等のしおり」の中に、「選挙に関しインターネット等を利用する者は、表現の自由を濫用して選挙の公正を害することがないよう、インターネット等の適正な利用に努めなければならない」とあります。

いながきひろしはツイッターに投稿した人物を特定すべくツイッター社に開示請求を求める文書を郵送し、５月１日ツイッター社に配達されました。

その中身をお知らせします。

『１、発信者の説明と投稿に気付いた経過

２０１５年１１月１６日、西成区における大阪市議会議員の補欠選挙の際、立候補していた私が選挙演説をしようと西成区役所南側路上に選挙カーを停めた後、大阪維新の会の選挙運動員のうち、１，２名が妨害行為を行い、立ち去ろうとした私に「ヨゴレ」と侮辱差別する発言を行いました。

このことに対し２０１５年１２月３日、大阪市中央区島之内１丁目１７‐１６にある三栄長堀ビルの１階におもむき、大阪維新の会代表の橋下徹氏あての申入れを行いました。何度か声をかけると、出てきたのは私に「ヨゴレ」と言った本人でした。申入書は別の人に渡しましたが、「連絡します」と言ったきり、何の連絡もありませんでした。

本年４月９日に執行された大阪市会議員選挙中、（選挙運動期間は３月３１日から４月８日まで）の４月４日、ツイッター上に「やっぱり満里奈様」@godmarina1118の投稿者が、私の選挙掲示板に貼ったポスターの欄外に「ヨゴレ稲垣」と書いていると４月７日に選挙の協力者から教えてもらい、その協力者の持つスマートホンの画面を観ますと、その通りの画像が映し出されていました。

２，名誉棄損であること　

私が知るヨゴレの意味は、私も含め釜ヶ崎労働者対して特に西成警察が取り調べのときに、見下し、さげすむときに使う差別用語であり、それが一般に広がり、大阪維新の会の支援者にまでもが、人間として劣っている者として投げかける差別用語になっているのです。

上記の４月４日の「ヨゴレ稲垣」と記載したツイッターは４月２６日までに８９６人の人が閲覧していることになります。

　釜ヶ崎の労働者は日々雇用される日雇労働者です。働いて賃金を得て生活する労働者群の一員です。その労働者をヨゴレとさげすみ差別することは許されないことです。

３，公正な選挙権の侵害であること

この投稿は私の選挙用のポスターの欄外に「ヨゴレ稲垣」と記載したものでこれは私の選挙運動の期間中に多数の人に閲覧させています。これは候補者としての私を辱め、差別するもので公正な選挙を行う権利の侵害です。』

花咲かじいさんが守り育てた花壇は「開かれた花壇」に

花咲かじいさんが守り育ててきた花壇を守るべく、釜合労は大阪市の建設局に「開かれた花壇」にしてゆくよう強く要望したにもかかわらず、５月１日付で一方的に大阪市の意のままに動く団体と協定を結ぶと言う暴挙を行いました。

同日、急遽大阪市建設局津守工営所に連絡をし、午後１時ころより釜ヶ崎解放会館で釜ヶ崎公民権運動の人たちも駆けつけ、津守工営所の利岡課長に対し、「開かれた花壇になっていないので認めることはできない」と抗議しました。　

また近いうちに、大阪市と花咲かじいさん、萩之茶屋街園美化委員会の３団体、釜合労、釜ヶ崎公民権運動の人たちとで話し合いを行う方向で日時を設定することになりました。

定額給付金と監視カメラの裁判　

５月１２日（金）、５月１５日（月）の裁判はバス「釜ヶ崎」で行きます。

５月１２日（金）は定額給付金の裁判。センターを午前１０時出発です。

５月１５日（月）の裁判は監視カメラの裁判。午後１時出発です。

おにぎりとお茶を用意します。皆さんの傍聴をお願いします。

今後の予定

５月１２日（金）午前１１時

大阪地裁１００７号法廷

定額給付金裁判

５月１５日（月）午後２時

大阪高裁２０１号法廷

監視カメラ裁判判決

２０２３年５月８日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋２‐５‐２３釜ヶ崎解放会館１階　　

電話（６６３１）７４６０

ファックス（６６３１）７４９０

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com

2023.05