釜合労はシャッター前に居をかまえて闘っている皆さんと共に闘います

センターが無くなって困るのは労働者

 雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けず闘っておられるセンターシャッター前で生活している皆さんと共に釜合労も生命のある限り闘い続けます。
皆さんは丈夫なからだをもち、欲はなく、決して怒らず、いつも静かに笑っている、1日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ、あらゆることを自分を勘定に入れずによく見聞きし分かり、そして忘れず、野原の松の林の陰の、小さな萱ぶきの小屋にいて、東に病気の子供あれば、行って看病してやり、西に疲れた母あれば、行ってその稲の束を負い、雨に死にそうな人あれば、行ってこわがらなくていいといい、北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろといい、日照りの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き、みんなにでくのぼうと呼ばれ、ほめられもせず、苦にもされず、そういうものに、わたしはなりたいと宮沢賢治は詩っています。
この歌を野宿しているすべての皆さんにお送りします。釜合労は足元にもおよびませんが、肝に銘じて闘い続けます。

さて土地明渡断行仮処分の審尋は10月12日です。恥知らずにも大阪府(吉村知事)は、シャッター前で生活する人々の強制排除をもくろみ、明け渡しを求めて大阪地方裁判所に訴えました。敵は大阪府です。これに加えて、シャッター前で狩りこみをつづける大阪市との二人三脚、まだあります弾圧の機会をうかがう警察です。これらは悪のダンゴ三兄弟。強制排除との闘いは差別行政との闘いであることを決して忘れてはなりません。
 

定額給付金申請、釜合労は大阪市と徹底的に闘います

定額給付金申請については、釜合労は方針としている、さまざまな事情で住民登録をしていない人、他府県でしているが動かせない等、住民登録を大阪市にしていないことを理由に10万円の支給を拒否している大阪市とは徹底的に闘いぬきます。そこが釜合労と権力の顔色を見ながら一喜一憂する他の団体との違いです。
 

集会、デモに参加された皆さん、お疲れさまでした

9月26日(土)三角公園で午後3時から始まった「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の集会デモに60人以上の労働者が結集して声をあげました。集会、デモ行進に参加された労働者の皆さん、お疲れ様でした。
 

「求人の申請をしても認められるか分かりませんよ」とあいりん職安

日雇い労働者の運転手の雇用を目的に南海本線高架下に仮移転しているあいりん労働公共職業安定所にその申請用紙をもらに行った人が、その手続き等の説明を求めると「申請しても認められるか分かりませんよ」と言われたとのこと。
これ、どこかで聞いたことがあるセリフ。釜ヶ崎の労働者が生活に困って市更相(今の西成区保健福祉センター分館)に居宅保護の申請に出向いたときに聞いたセリフ。申請書類を渡さない木っ端役人たちの窓口から追い返す差別対応と同じ。
あいりん職安(国)も同じことをしていることがわかりました。「求人の申し込みがないから紹介できない」と言い続けているあいりん職安の卑劣な行為の一端が明らかになりました。許せませんね。
国も大阪府も大阪市も差別行政をやめようとしてはいません。差別をやめさせる闘いを始めましょう。
 

今後のスケジュール

10月12日(月)午前11時
大阪地裁202号法廷で断行の仮処分 2回目の審尋

10月14日(水)午前10時30分
監視カメラ裁判 公判前整理手続き(非公開)

10月21日(水)午後2時
大阪地裁1007号法廷で「センターつぶすな」住民訴訟

10月27日(火)午後2時30分
大阪地裁202号法廷、センター立ち退きを迫る本訴

バス「釜ヶ崎」は1日も早くセンターに戻れるよう全力をあげています。



2020年9月28日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490

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