南海高架下の柱 非破壊検査での結果は6本の柱とも 「鉄骨の反応はありません」

10月12日(月)土地明渡断行仮処分の審尋
新しいバス「釜ヶ崎」でセンターを10時出発です

「センターつぶすな」の大阪府を相手の住民訴訟の裁判で、裁判所の嘱託調査に応じた南海電鉄は、労働福祉センターの仮移転先の高架を支えている柱には鉄骨が入っているとイラストまで作成して回答しましたが、それがウソである可能性が非常に高いことが判明しました。

10月9日(金)非破壊検査を行う業者さんが高架下のセンター仮移転先の北側の通路にむき出しになっている1938年ごろ(昭和13年ごろ)に建設された4本の柱と1968年ごろ(昭和43年)に建設された2本の柱の計6本を電磁波を使って柱に傷をつけることなく検査を終えました。その業者さんに10月12日の断行の仮処分の審尋に間に合うように検査結果をまとめてもらうようお願いしました。

10月10日その報告書ができあがりました。見せてもらったところ、「6本の柱とも鉄筋の反応はあるが鉄骨の反応はない」との報告書でした。南海電鉄や大阪府はどう反論するのでしょうか。

釜ヶ崎のまちづくり会議において、大阪府の職員が釜合労の追及に「南海電鉄が大丈夫と言っているから大丈夫」だとか「南海電鉄を信用できないのですか」と声をあらげて威嚇してきたことを今でも覚えています。

7億5千万円もの府民の税金を使って建設される仮移転先を利用する多くの労働者は釜ヶ崎の労働者です。その安心、安全を確保するためにも大阪府独自で高架を支える柱の強度等を調べる義務があるのに(国のあいりん職安も同じこと)、センター取り壊しを焦るあまり、御用学者、有識者を取り込み、ドヤ主やNPOや自治会も取り込み、釜合労を押さえにかかりました。しかし釜合労は屈せず、たった一つ正しい意見を発信し続けてきました。

労働者を排除し、ウソで固めた柱の上にどんな建設物を作ろうとしているのですか。まちづくり会議の初期のころより真実を隠しウソをつきとおした南海電鉄(遠北社長)、国(菅首相)、大阪府(吉村知事)、大阪市(松井市長)、御用学者や有識者、ちょうちん持ちたちよ。恥を知れ。釜ヶ崎労働者の前に出て土下座せよ。詫びよ!


10月12日(月)午前11時からシャッター前明渡断行仮処分の2回目の審尋が大阪地裁202号法廷であります。

前回のように酔っ払ってロレツのまわらない大声を出したり傍聴席の前にある柵を蹴ったりしない。またそういうことをするようにケツをかく(そそのかす)ことはしない。応援者の冷静な行動を求めたいと思っています。敵は大阪府です。裁判所ではありません。

南海電鉄高架下の非破壊検査の結果を裁判所に示し、再度慎重に審議することを求めたいと思っています。

裁判所近くまで新しいバス「釜ヶ崎」(46人乗り)で行きます。センターを午前10時出発。お茶とおにぎりを用意します。当事者の皆さん、応援団の皆さん、ぜひ一緒に行きましょう。



今後のスケジュール

10月12日(月)午前11時

大阪地裁202号法廷で断行の仮処分 2回目の審尋


10月14日(水)午前10時30分

監視カメラ裁判 公判前整理手続き(非公開)


10月21日(水)午後2時

大阪地裁1007号法廷で「センターつぶすな」住民訴訟


10月27日(火)午後2時30分

大阪地裁202号法廷、センター立ち退きを迫る本訴




2020年10月12日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

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