ウソをついての契約は詐欺行為とちがう?

10月21日(水)住民訴訟
バス「釜ヶ崎」でセンターを午後1時出発です

ウソはドロボウの始まりということわざがあります。西成労働福祉センター(大阪府)がセンター西側にある南海電鉄の高架下を仮移転先にすることについて、釜合労はまちづくり会議の労働施設検討会議で危険だから止めるよう忠告し引き止めてきました。

釜合労の再三の忠告を無視して、御用学者や御用有識者、ちょうちん持ちたちが賛成しているからとか、南海電鉄が大丈夫と言っているので大丈夫と言って、南海電鉄の高架下を仮移転先と決めました。大阪府民の税金7億5千万円もの大金を南海電鉄にむしり取られ、ご丁寧に家賃まで払わされ、雨漏りのふろくまでつけられています。

住民訴訟の原告でもある日本人民委員会の人々が非破壊検査を行っている業者さんに頼んで、10月9日弁護団の立ち会いのもと電磁波による非破壊検査を行ったところ、「鉄筋の反応はあるが鉄骨の反応はない」という検査結果が出て、南海電鉄のウソが見破られたのです。南海電鉄はウソをついてまんまと7億5千万円を懐に入れたのでした。

これって詐欺行為とちがうか?ウソをついての契約は無効とちがうか?それとも南海電鉄と大阪府がグルになって納税者をだましたことになるんか?そしたら税金返せと双方に言いたい。

まだあります。あいりん職安(国)の仮移転先の高架下も同じく鉄骨が入ってないんとちがう?そしたら仮移転先の建設に使った国民の税金も返せ。

まだある。これもセンターの西側にある無料駐輪場(大阪市)も南海電鉄は使用料をとっているのです。

南海電鉄は1995年の阪神大震災ののち、近畿運輸局が鉄道会社に「鉄骨の入ってない高架の柱に緊急耐震補強するよう」通達したことを無視して、南海電鉄の本線と高野線を利用する乗客の安全と仮移転を利用させられる釜ヶ崎の労働者の安全が軽んじられているのです。乗客や利用者の安全を無視しているところに税金をつぎ込んだことになっており許せないことです。

まだあります。シャッターで閉じられているセンターに維持管理費として1千万円単位の税金が使われているのです。何が旧センターや。今も生きてるセンターやないか。そしたらシャッター開けろ。税金をつぎ込んで維持しているセンターのシャッターを閉じておくことは理屈に合わない。今すぐシャッターを開けて今まで通り使え。

近いうちに西成労働福祉センターやあいりん職安に対して要望書を持参したいと思っています。おかしいことはおかしいと共に声をあげましょう。



「センターつぶすな」の住民訴訟は10月21日(水)です。

10月21日(水)大阪地方裁判所1007号法廷で午後2時から裁判があります。午後1時にバス「釜ヶ崎」でセンター出発します。南海高架下の柱に鉄骨が入ってないことの証拠提出をします。多くの皆さんの傍聴をお願いします。お茶、おにぎりを用意します。



土地明渡断行の仮処分の意見提出は10月31日まで行うことになっています。

裁判長と弁護人のやりとりの中で、11月に入って裁判所としての判断を示すということになりました。裁判所が大阪府側の言い分を認めるのか、それともシャッター前で生命をつないでいる人々の言い分を認めるのか、その判断が示されることになります。

私たちと弁護団は最後の最後まで気を緩めず大阪府と闘います。共にがんばりましょう。最後の最後まであきらめたらあかんとお互いに肝に銘じましょう。  

なんでもそう。人生もそう。しぶとく生きて、おかしいことはおかしい、納得できないことは納得できないと。どこにいてもそう。長いものに巻かれず、強い者に屈服せず言い続けましょう。

今ここで言うことは「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」です。裁判の終わりに近づいてやっと南海電鉄のウソを見つけました。

2020年10月9日午前11時24分。非破壊検査で仮移転先の柱に鉄骨が入ってないことが明らかになりました。野球でいえばこれは9回裏の逆転満塁ホームラン。まちづくり会議でたった一つ、南海電鉄高架下の危険性とセンターつぶしに反対してきた釜合労が正しいことが証明された瞬間でした。



今後のスケジュール

10月21日(水)午後2時

大阪地裁1007号法廷で「センターつぶすな」住民訴訟


10月27日(火)午後2時30分

大阪地裁202号法廷、センター立ち退きを迫る本訴




2020年10月19日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

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