建物がきれいになっても 医療センターのやり方はきたない

1月30日(土)午後3時 三角公園に集まろう
おにぎり、お茶を用意します

1月19日朝9時前、南海本線高架下の仮移転先の西成労働福祉センターの駐車場にバックで入ろうとする求人車と北方向から南方向へと走行する車とが接触事故をおこしました。

西成労働福祉センターの職員が何人もいるのに何をしていたのでしょうか。求人車の運転手、走行中だった車の運転手が気の毒に思えました。

センターと南海本線の間にある道路は道幅の広い道路でした。その道路に臨時の駐車場を作り道路を狭めたのは大阪府。かなしいかな、西成労働福祉センターは独自の判断ができません。つねに大阪府の顔色を見ながら大阪府の言いなり。まことにもって情けない財団法人です。

道路が狭くなれば様々な事故が予想されます。走行中の車と労働者、求人車と労働者、今回のような求人車と走行中の車との接触事故等々、労働者や車の運転手にとって決していいことではありません。

なのにどうして無理やり道路を狭めてまでも駐車場を作ったでしょう。それは労働者のよりどころであるセンターを1日も早く解体し、そこから労働者を排除するためであることは大阪府がハレンチにもおこした断行の仮処分の裁判で明らかになったではありませんか。

そのもくろみは、主要にはセンターのシャッター前で段ボールハウス等で生活する労働者の皆さんが団結して受けて起ち、弁護団と共に反撃した結果、大阪府が起こした断行の仮処分は大阪地方裁判所第1民事部により却下され、労働者側(野宿生活者)の勝訴となり、強制排除の目論見は見事に退けられたのでした。この裁判の決定も釜ヶ崎労働者の差別行政に対する裁判所の判断として釜ヶ崎労働者が強制排除と闘った歴史に残る1ページとなったのです。

やっぱり、あきらめずに「おかしいことはおかしい、納得できないことはできない」と言い続けることが大事であることがわかりました。これからもいろんなことがあると思いますが、団結して闘いぬいてゆきましょう。



医療センターは初心に立ち返れ

1月18日の釜合労のセンター前での情宣のおり、80歳をこえる現役の特掃労働者の人が相談したいことがあると話を始めました。医療センターに診療を拒否されたとのこと。以前のように診察してほしいとのことでした。

その内容について1月21日、釜合労、釜ヶ崎医療連絡会議、はなまま店主、有志の人で医療センターに申し入れを行いました。どうぞお読み下さい。


申入書


社会福祉法人大阪社会医療センター付属病院 理事長 長山 正義 様


釜ヶ崎地域合同労働組合 執行委員長 稲垣浩 

釜ヶ崎医療連絡会議代表 大谷隆夫


初代院長の本田良寛氏の努力によって建設された大阪社会医療センターの設立の目的は「釜ヶ崎及び周辺の居住者及び生活困難者に対し必要かつ迅速な医療を提供し、地域住民の保健と福祉の増進に寄与する為」ではなかったのですか。 

1月18日早朝、当該組合のセンター前での情宣のおり、80歳を超える特掃労働者の人が新しくできた医療センターで「ここは西成区に住んでいる人しか来れない。もう来ないで下さい」と診察を拒否されたと苦情を話されました。

その内容は今まで4,5回内科で肝臓、泌尿器科で前立腺肥大、皮膚科の診察をうけ、支払った治療費は280円が2回、1000円が2回とのこと。

自分は年金生活者だが2か月に10万円ほどもらっている。浪速区の市営住宅に住んでいて、家賃が安いので特掃の賃金と合わせてなんとかやってきた。医療センターに断られて他の病院で治療を受けると診療費が高くつき、病院に行きたくても行けなくなると嘆いておられました。

そこで以下のことを申し入れします。

1、設立の趣旨に立ち返ること

2、この人の診療を拒否しないこと


建物がきれいになっても医療センターのやり方が労働者いじめでは本田良寛院長が草場の影で嘆いておられることでしょう。1週間をめどにして回答を行うよう要望しました。



スマホを持ってる人はユーチューブ「じいさん73歳。まだこれからやで」を見て下さい。

釜ヶ崎で何をせなあかんのか。釜合労委員長のセンター前での動画を見て下さい。聞いて下さい。約30分しゃべっています。釜ヶ崎の労働者が幸せになれる道すじを分かりやすく訴えています。「センターつぶすな」で検索すると見ることができます。


今後のスケジュール 

  

1月30日(土)午後3時から

三角公園で「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の集会、デモ

  

2月3日(水)午前10時

釜合労委員長稲垣浩の監視カメラ裁判の公判前整理手続きが非公開であります。「正当防衛」で無罪を主張します。


2月9日(火)午後2時30分

大阪地裁202号法廷 センター立ち退き訴訟本裁判


2月22日(月)午前11時

大阪地裁1007号法廷 「センターつぶすな」住民訴訟




2021年1月25日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

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