「センターつぶすな」本裁判 次回は9月2日(火) 釜合労稲垣委員長の証人尋問です

センターつぶすな  シャッター開けろ 強制排除反対 コロナ対策をまじめにやれ

5月18日(火)大阪府が立ち退きを求めた本裁判がありました。裁判に参加されたみなさん、お疲れ様でした。

思えば昨年の4月24日大阪府は、センター内で生活していた約100人の人たちを強制排除反対の声を踏みにじり、私物も持たせないで着のみ着のままで機動隊を使ってシャッターの外へと追い立てました。

シャッターの前の軒下に追い立てられた人たちは、やむなくダンボールハウスやテント小屋での生活を始めました。釜合労は労働者の緊急避難用のバスを置き、支援者は団結小屋を建て、テント小屋で生活を始めました。

国、大阪府、大阪市や機動隊による強制排除に屈することなく、労働者は空き缶集め等での生活を始めました。

ところが大阪府はこの人たちに強制排除を目論む断行の仮処分を求める書面を裁判所に提出したのです。「恥知らず」とはこういうことを言うのでしょう。私たちは受けて立ちました。その結果、大阪府の訴えは裁判所によって退けられました。

その肝は以前にも書きましたが、大阪府は「センターの耐震性が弱く、地震によって壊れ、中に居る人達が被害を受ける危険性がある」等々、書面で書いていましたが、裁判所は「10年以上も前から言ってながら耐震補強もせず、補修だけしてきている」等々の理由で大阪府の言い分を退けました。

5月18日の本裁判において、裁判長(女性)の柔軟な姿勢に感銘を受けました。傍聴席からの発言を制止することなくその人の意見に答えたのち、審理の妨げになるので座って下さいと諭しました。

もう10年以上も前、中国の香港でWTO(世界貿易機関)反対に参加していた日本人が逮捕され、その支援に行き香港の裁判を傍聴することができました。

香港の裁判所は傍聴席が階段状になっており、裁判官や当事者を見下ろすような作りになっていました。多くの傍聴人が席を埋め、通路にまであふれかえっていましたが、裁判長はそのまま審理を続けました。傍聴席からの発言も笑みを浮かべながら応対していました。日本の裁判所とちがうなと感銘を受けました。 

その日本人は他の逮捕者と共に釈放されました。そんな香港の裁判所を彷彿とさせるような裁判長の訴訟指揮でした。

本裁判は続いています。次回の裁判は9月2日午後2時から釜合労委員長稲垣浩の証人尋問となりました。よろしくお願いします。



5月29日(土)午後3時、三角公園に集まろう。

「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制制排除反対」「コロナ対策をまじめにやれ」の集会とデモを行います。労働者の皆さん、ぜひ参加してください。



スマホを持ってる人はユーチューブ「じいさん73歳。まだこれからやで」を見て下さい。再生回数4375回になりました。

釜ヶ崎で何をせなあかんのか。3年前に釜合労委員長がセンター前で訴えた録画を見て下さい。聞いて下さい。約30分しゃべっています。釜ヶ崎の労働者が幸せになれる道すじを分かりやすく訴えています。「センターつぶすな」で検索すると見ることができます。



今後のスケジュール

5月29日(土)午後3時から三角公園で

「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」「コロナ対策をまじめにやれ」の集会、デモ 


7月14日(水)午後1時10分

大阪地裁1007号法廷 「センターつぶすな」住民訴訟判決


9月2日(火)午後2時

大阪地裁202号法廷 センター立ち退き訴訟本裁判




2021年5月24日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会

いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階  

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

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