センターが無くなって困るのは労働者

これを無残にも取り壊そうとしているのが国、大阪府、大阪市、それに手を貸す御用学者や御用知識人、それに労働者の味方づらして労働者をダシにして食い物にしている差別行政をヨイショするチョウチン持ちたちです。

こやつらは自分たちの得することしか考えない、人間の皮をかぶった悪魔たちです。差別行政に加担して恥じない悪魔たちです。くれぐれもだまされないよう用心して下さい。「センターつぶすな、もったいない」と声を上げ続けているのが天使の声、正義の声です。

２０１９年４月、センターのシャッターが無理矢理閉鎖されて早や２年半が過ぎました。センターは今も雄々しくそびえ立っています。それは労働者の声が天に届いているからなんです。

南海本線高架下にできた労働福祉センターの、労働者に対するイヤキチを見ても分かると思います。通路にあるはね上げ式の椅子は改善されていません。タイミングをはずすと尻もちをついてしまい危険です。雨漏りも続いています。通路の柱等にあった電気のコンセントはフタで閉じられ、ご丁寧に鍵がかけられて使用できなくなりました。またガード下にできた、体を横にできるわずかな空間にプランターを置いてそれをできなくしてしまいました。

２週間ほど前には事務所内の北東側の通路のわずかな空間に大きなゴミ集積箱２個設置し、体を横たえる場所を取り上げました。ことごとく労働者に対するイヤキチです。こんな施設がセンターをつぶした跡地に建設しようと計画しているのです。要するに、労働者をよせつけない建物ができるだけです。耐震性に問題があるとか老朽化を口実にした建て替えにだまされてはいけません。

釜合労はセンターを国の「登録有形文化財」に指定し子々孫々残すよう１１月２９日、賛同者と共に国、大阪府、大阪市に要望書を提出しました。これを全国的な運動として大きくしてゆかなければならないと思っています。

 

１２月１４日泉大津市にある浄土真宗大谷派の南溟寺（宗祖は親鸞聖人です）に行き、私たちの身近で亡くなった人達の遺骨、位牌を納骨堂におさめる納骨式を行いました。納骨堂の扉には「倶会一処（くえいっしょ）」「釜ヶ崎地域合同労働組合、釜ヶ崎炊き出しの会、釜ヶ崎結核患者の会」と表記されています。倶会一処とは、みな一つの所で会うことができるという意味だそうです。

 

センター立ち退き反対訴訟の判決は大阪府の言い分を認めたものの「仮執行宣言は本件事案の性質に鑑み、相当ではないからこれを付さないこととする」としました。要するに判決が確定するまで強制執行は認めないというものでした。

当事者と釜合労は武村二三夫弁護士、遠藤比呂通弁護士、牧野幸子弁護士に大阪高等裁判所に控訴するにあたっての委任状を弁護団長の武村二三夫弁護士に提出し、１２月１３日控訴しました。

１２月２２日（水）午後６時より西成市民館（四角公園西側）の大集会室で報告集会を行います。弁護団長の武村二三夫弁護士による約３０分の講演の後、質疑応答の時間を持ちます。

釜合労は控訴審の勝利を目指すには裁判所に私たちの立場を理解してもらうことが大事なことだと思っています。そこに力を注ぎます。

 

「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」「コロナ対策をまじめにやれ」と訴え、恒例の集会、デモを行います。共に声をあげましょう。お茶とおにぎりを用意します。

 

ユーチューブ「じいさん７３歳、まだこれからやで」の視聴が１２月１９日（日）現在、５３３５回となりました。釜ヶ崎の労働者が何をなすべきか、協力者が何をなすべきかをわかりやすく話しています。この動画もぜひ視聴していただきたいと思っています。「センターつぶすな」で検索できます。

 

１２月２２日（水）午後６時から

西成市民館３階大会議室

センター立ち退き反対訴訟１２月２日判決の報告集会

１２月２５日（土）午後３時

三角公園　「センターつぶすな」集会・デモ

　

３月１８日（金）午後１時１０分

住民訴訟控訴審　判決

２０２１年１２月２０日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋２‐５‐２３　釜ヶ崎解放会館１階　　

電話（６６３１）７４６０

ファックス（６６３１）７４９０

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

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