総合センターは闘いの遺産、汗と涙と魂の遺産 そして産業遺産、労働遺産。永久に残して使い続けよう

 大阪府庁の本館は大正5年(1926年)に完成した、全国の都道府県庁舎の中で最も古い現役の建物です。
 この大阪府庁庁舎本館。移転や建て替え計画があり、当初は420億~500億円かけて新庁舎を建設する計画でしたが、結局耐震補強工事を行うことになりました。(試算は77億円)。(2016年12月2日毎日新聞記事より)
 耐震補強工事のあと大阪府は国の登録有形文化財に登録するよう文化庁に申請し、令和3年10月14日木曜日官報にて、国の登録有形文化財(建造物)に正式に登録されていることがわかりましたので、訂正の上お知らせします。
 一方、大阪府は西成区の労働者の街、釜ヶ崎にあるセンターについては耐震性が弱い、弱いと言いながら12年以上も放置し、あげくの果ては解体し、ライフラインのない、労働者を寄せ付けない労働施設とその事務所(あいりん職安、西成労働福祉センター)だけを作ろうとしています。総合センターの建て替えに賛成する人たちは、建物の一角を得ようと差別行政の片棒をかついでヨイショし、労働者を今よりもさらにどん底に落とし込み、自らは生き延びようとしているのです。これを許してはなりません。
 過去、現在、これからも、労働者の汗と涙と魂のしみ込んだセンターを残し、永久に使い続けること、このことこそ、最も重要なことであることは、天地神明に誓ってウソ偽りはありません。
 釜合労は総合センターを残そうと叫ぶ人々と共に、このセンターを国の登録有形文化財として永久に残すよう国、大阪府、大阪市に申請をうながす署名活動を続けております。センターは産業遺産、労働遺産、闘いの遺産、汗と涙と魂の遺産とも言えるでしょう。
以下署名用紙の全文です。

――総合センターを登録有形文化財(稼働遺産)として残して下さい――
 
総合センター(大阪市西成区萩之茶屋1‐3‐44)は、私たちの先輩たちが苦悩の闘いの中で国、大阪府、大阪市が釜ヶ崎労働者の労働問題の改善、福祉問題の改善を目指して建設されました。道はまだ半ばです。
過去も現在もこれからも建設現場において重要な役割を担っているのが釜ヶ崎の労働者です。
建設されて51年になる、労働者の汗と涙と魂のしみ込んだ総合センターは全国の日雇労働者の象徴と言ってもいいでしょう。総合センターを国の登録有形文化財(稼働遺産)として残し、これからも使い続けることを強く要請します。 
 

2月26日(土)午後3時 三角公園に集まろう

センターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対、コロナ対策をまじめにやれ


監視カメラの裁判

2月25日(金)午後1時15分から、監視カメラの裁判が大阪地裁201号法廷であります。判決は3月14日(月)です。
 

スマホを持ってる人はユーチューブ「じいさん73歳。まだこれからやで」を見て下さい。視聴回数5449なりました。

ユーチューブ「じいさん73歳、まだこれからやで」の視聴が2月20日現在、5449回となりました。釜ヶ崎の労働者が何をなすべきか、協力者が何をなすべきかをわかりやすく話しています。この動画もぜひ視聴していただきたいと思っています。「センターつぶすな」で検索できます。


今後のスケジュール


2月25日(金)午後1時15分
大阪地裁201号法廷 
監視カメラ裁判

2月26日(土)午後3時
三角公園 センターつぶすな集会・デモ
お茶、おにぎりを用意します。

3月14日(月)午前10時
大阪地裁201号法廷
監視カメラ裁判 判決

3月18日(金)午後1時10分
大阪高裁別館73号法廷
住民訴訟控訴審 判決
 


2022年2月21日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階  
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com

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