総合センター残してまちづくりをしたらええだけのこと 大阪中どこを探してもダンボール敷いて寝てて文句言われないところはセンターしかありません

大阪府庁の本館は大正15年(1926年)に建てられた建設物。釜ヶ崎の総合センターより耐震性が弱い。

では建て替えて新しいものができましたか。さにあらず。大阪府は平成25年(2013年)77億円かけて耐震改修工事を開始し、28年(2016年)12月に完了しています。

さらには去年の7月16日、国の文化審議会において登録有形文化財として登録するよう文部科学大臣に答申され、現在は登録有形文化財として登録されています。

一方の釜ヶ崎にある総合センターは10年以上も前から耐震性の弱い部分があると言いながらなんの手立てもせず放置しておきながら、2012年突然、橋下徹大阪市長(大阪維新の会)が今のセンターは耐震性が弱いからセンターを建て替えると言い出し、トップダウンに即した釜ヶ崎のまちづくりの会議が始まったのです。数十人いる委員の中でセンターつぶすなと訴え続けているのは釜合労だけです。

センターつぶしは労働者つぶし 

国、大阪府、大阪市の差別行政にフタをすること

センターつぶしてできるのはあいりん職安と西成労働福祉センターの事務所だけ。労働者が利用できるシャワー室も無ければ娯楽室も無い。洗濯槽、足を洗う場所も無い。食堂も無い、売店も無い。ないないづくしの建物しかできません。 

シャッターが閉じられた総合センターには今も電気、ガス、水道が来ています。シャッターさえ開ければいつでも使えるのです。


釜ヶ崎の労働者は過去も現在もこれからも建設現場で必要不可欠の労働者なのです。釜ヶ崎の労働者がいなければビルも道路もダムもできません。やれるものならやってみ!やれるわけがない。

その労働者の汗と涙と魂のしみこんだ総合センターを後世に残すこと。まさに全国の日雇労働者のモニュメントが総合センターです。これを永遠に残すことが求められます。

センターが倒れてきたら被害を受けるから建て替えてほしいとアホなことを言う第2住宅に住む住人もいました。広島県のシェルターはアパート。釜ヶ崎のシェルターは一部屋に2段ベッドで100人も詰め込まれ、枕も無い。劣悪で人間性をズタズタにする。労働者をバカにするな。

センター建て替えにだまされてはなりません。今こそ釜ヶ崎の労働者は「センターつぶすな」「センターのシャッターを開けろ」「強制排除反対」の声を高らかにあげるときではないでしょうか。



JAROもビックリ 星野佳路社長のダマシのテクニック

ウソ、大げさ、まぎらわしいは企業広告のご法度。星野リゾート新今宮はこの三つを高らかに宣言し、手のひらを返し、広告とは相反することをしています。まさにJAROもびっくりの行為です。

星野リゾートは広告に反したことを続けることは止め、消費者に謝罪し、広告通りのことを行うことを強く訴えます。



センター立ち退き反対訴訟控訴審

6月13日(月)大阪高裁201号法廷で午前11時から行われます。多くの方の傍聴を呼びかけます。



*2年前の定額給付金について弁護士に委任状を書かれた佐郷勇一さん。裁判所から原告として却下するとの連絡が弁護士事務所にありました。納得できませんので、大阪高等裁判所に即日抗告することになりました。



スマホを持ってる人はユーチューブ「じいさん73歳。まだこれからやで」を見て下さい。シャッターが閉められる前の動画です。視聴回数5555回になりました。

ユーチューブ「じいさん73歳(現在78歳)、まだこれからやで」の視聴が6月5日現在、5555回となりました。釜ヶ崎の労働者が何をなすべきか、協力者が何をなすべきかをわかりやすく話しています。この動画もぜひ視聴していただきたいと思っています。「センターつぶすな」で検索できます。



「釜ヶ崎合唱団」釜ヶ崎炊き出しの会編著 2500円

読み出すと止まらなくなる。大阪市西成区の釜ヶ崎に流れてきた日雇労働者が半生を語った本書は、まるで日本現代史の血と肉と骨のようだ。 

親の酒乱、暴力、蒸発。少年院、暴力団、逮捕、刑務所。ギャンブルに女遊び。これらの経歴は本書の登場人物のなかにたびたび登場するが、それらは全てではない。不況、倒産、借金、裏切り、詐欺。景気の変化で真っ先に深手を負い、周囲に不幸が広がる前に責任を一身で背負った人びとがなんと多いことか。貧困ビジネスや強制立ち退きも襲いかかる。そんな時期に限って家族の死や怪我や病気などの不運が重なる。

驚くのは、そういった不運を背負った人びとの学への情熱と痛みを持つ隣人への優しさである。工夫された生活技術。小説や哲学書も読む。弱い立場にある人や動物を気遣う。炊き出しを手伝うのも善意で成り立つ活動への深い理解と共感からだ。

五輪、万博、道路やビルも危険を冒しながら彼らが作った。読者の隣人であり分身である人びとの言葉に今こそ耳を傾けたい。〈読売新聞2019年3月10日 評 藤原辰史さん 京都大学准教授〉


主に炊き出しを担った人たちに話を聞きました。ぜひ、読んでみて下さい。ご注文はブレーンセンターへ。(電話06‐6355‐3300)

書店、アマゾンでも取り扱っております。また、図書館でも読むことができます。   




2022年6月6日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階  

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com

0コメント

  • 1000 / 1000