花咲かじいさんが守り続けた花壇を 守り続けましょう
季節折々の花を咲かせ、釜ヶ崎の労働者の目を楽しませ心の癒し(いやし)なっていた銀座通りの花壇。花咲かじいさんことAさんは、その花壇のすぐ横にあるトイレの手洗いの水を利用して花に水をやっていました。
ところが先日、「花を植えるな」と、のたもうたこどもの里の理事長が今度は「トイレの水を使うな」と、のたもうたそうです。
植物にとって水は命。人間にとっても水が命。これを遮断(しゃだん)する行為は植物が枯れてしまうこと。生命が奪われること。
今年の1月NPO釜ヶ崎が何を血迷ったか、無慈悲にも花壇の花をほとんど引き抜いたことは記憶に新しいですが、今度はNPOこどもの里の理事長がそれと同じことをやっているのです。
差別行政とつるんで、役人が思っていてもやれないことを役人の意をくんでひどいことをするNPO釜ヶ崎、NPOこどもの里。その目的は差別行政から頭をなでてもらい、わずかな利益を得ようとすること。釜ヶ崎の労働者をダシにして喰い物にする者たちを釜合労は許しません。
ひまわりの種を植えたあと、Aさんが周囲に支え棒を立てて鳥に種を食べられないように網を張ってくれました。新しい芽が出てきたのでAさんはさらに長い支え棒に変えて網の高さを高くしてくれました。
毎日朝夕2回の水やりは釜合労が行っています。集い処「はな」の店主が「水やりを手伝うよ」と嬉しいお言葉。
釜ヶ崎解放会館の水をポリタンクにくみ花壇まで台車で運んでいます。最近、雑草を刈る小さなカマ3つ、ポリタンク2個、じょうご2個、ポリバケツを買いそろえました。
これからもAさんの助言を受けながら、花壇を守ろうとする人々と協力してコツコツとやっていきたいと思っています。
定額給付金の裁判が始まります
*2年前の定額給付金について弁護士に委任状を書かれた佐郷勇一さん。裁判所から原告として却下するとの連絡が弁護士事務所にありました。納得できませんので、大阪高等裁判所に即時抗告することになりました。佐郷勇一さん、連絡下さい。
南溟寺納骨法要のお知らせが届きました
真宗大谷派松岡山南溟寺(泉大津市)で7月15日午後2時から納骨法要が行われるとのご案内が届きました。
釜合労、釜ヶ崎炊き出しの会、釜ヶ崎結核患者の会も合同法要に参加させていただく予定です。
スマホを持ってる人はユーチューブ「じいさん73歳。まだこれからやで」を見て下さい。シャッターが閉められる前の動画です。視聴回数5571回になりました。
ユーチューブ「じいさん73歳(現在78歳)、まだこれからやで」の視聴が6月19日現在、5571回となりました。釜ヶ崎の労働者が何をなすべきか、協力者が何をなすべきかをわかりやすく話しています。この動画もぜひ視聴していただきたいと思っています。「センターつぶすな」で検索できます。
「釜ヶ崎合唱団」釜ヶ崎炊き出しの会編著 2500円
読み出すと止まらなくなる。大阪市西成区の釜ヶ崎に流れてきた日雇労働者が半生を語った本書は、まるで日本現代史の血と肉と骨のようだ。
親の酒乱、暴力、蒸発。少年院、暴力団、逮捕、刑務所。ギャンブルに女遊び。これらの経歴は本書の登場人物のなかにたびたび登場するが、それらは全てではない。不況、倒産、借金、裏切り、詐欺。景気の変化で真っ先に深手を負い、周囲に不幸が広がる前に責任を一身で背負った人びとがなんと多いことか。貧困ビジネスや強制立ち退きも襲いかかる。そんな時期に限って家族の死や怪我や病気などの不運が重なる。驚くのは、そういった不運を背負った人びとの学への情熱と痛みを持つ隣人への優しさである。工夫された生活技術。小説や哲学書も読む。弱い立場にある人や動物を気遣う。炊き出しを手伝うのも善意で成り立つ活動への深い理解と共感からだ。五輪、万博、道路やビルも危険を冒しながら彼らが作った。読者の隣人であり分身である人びとの言葉に今こそ耳を傾けたい。〈読売新聞2019年3月10日 評 藤原辰史さん 京都大学准教授〉
主に炊き出しを担った人たちに話を聞きました。ぜひ、読んでみて下さい。ご注文はブレーンセンターへ。(電話 06‐6355‐3300) 書店、アマゾンでも取り扱っております。また、図書館でも読むことができます。
今後のスケジュール
7月4日(月)午前10時
大阪地裁1007号法廷
定額給付金訴訟
9月7日(水)午後3時
大阪高裁201号法廷
センター追い立て反対訴訟控訴審
2022年6月20日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com
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