大阪府(吉村洋文知事)による強制排除に反対する裁判

総合センター前で生活している人々の強制排除を求めて大阪府(吉村洋文知事)が起こした裁判は、大阪地方裁判所の判決において私達の主張を退け大阪府(吉村洋文知事)の言い分をほとんど認めました。

私達は納得できず大阪高等裁判所に控訴していました。12月14日大阪高等裁判所は控訴審の判決で、またもや私達の主張を退けて大阪府(吉村洋文知事)の言い分を認めました。しかし地裁、高裁のいずれも仮執行(強制排除)は認めませんでした。

稲垣浩(釜合労)と労働者2人が最高裁判所に上告しました。

申立の内容は「上記当事者間の大阪高等裁判所令和4年(ネ)第145号土地明渡請求控訴事件について、令和4年12月14日判決の言渡しがあり、同日判決正本の送達を受けたが、全部不服であるから上告受理申立てをする」上告の趣旨は「原判決を全部破棄し、さらに相当の裁判を求める」上告理由及び上告受理の申立の理由は「追ってそれぞれ、上告理由書及び上告受理申立理由書を提出する」というものです。

私達はおかしいことはおかしい、納得できないことはできないと言い続けてゆきます。



星野リゾートの「庭園」に入ってみました

12月20日(火)星野リゾート新今宮に抗議と要請に行きました。

星野佳路社長はホテル開業の前年の2021年11月12日、読売テレビの関西情報ネットtenで次のように発言しています。

(アナウンサー)近くに公園が少ないので、庭を散歩したいという親子連れの意見については?

(星野社長)ぜひ、散歩していただくだけしゃなくてって、アイスクリームとかビールを買っていただいたりして、ゆっくり過ごしていただきたい

(アナウンサー)自由に入っていいですか?

(星野社長)夜中は閉める可能性がありますけれども、昼間はしっかり開いてまして、入っていただける、はい。

 

 またオープンの前は、だれでも自由に入れる庭園であると宣伝し、「駅前から広がるガーデンエリアみやぐりんはだれもが行き交うエリアには…」と広告していました。

ところが今年4月22日オープンすると、「ホテルに宿泊している人かカフェ等を利用する人しか庭園に入れません」と手のひらをかえしてきたのです。

12月20日、消費者をダマしたことの理由と広告通りのことを履行するよう抗議と要請行動を行いました。この日は釜合労が提案し、釜ヶ崎公民権運動の人、協力者の人でカフェを利用して庭園の中に入りました。

釜合労は庭園というよりは冷たい公園という印象を持ちました。公園のあちこちに立てられたポールには監視カメラが設置され、公園の隅々まで監視し人々の動きを見ているのです。釜ヶ崎の中に百台近い監視カメラが設置されていることと同じ。「気色わるう」という印象も持ちました。



安倍元首相を銃撃した山上徹也さんが殺人罪で起訴されました。裁判のなりゆきに注目してゆきたいと思っております。



花咲かじいさんの花壇

花咲かじいさんは崩れかけていたウネを整え、ハト除けのためにフェンスの上に糸を張り巡らせてくれました。

垂れ下がっていた有刺鉄線を「危ないね」と見るに見かねてボランティアで連日補修してくれる労働者。人間味あふれる花壇を目指そうと思っています。



今後のスケジュール


来年1月17日(火)午前10時

大阪地裁409号法廷

原告釜合労、被告釜日労の名誉棄損の裁判


来年1月18日(水)午後6時から8時30分

西成市民館3階講堂

強制排除反対大阪高裁判決報告集会(武村二三夫弁護団長出席)



 

2022年12月26日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com

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