どんな差別も許しません
釜合労に対する差別も見逃さない
西成区のデイサービスで介護職として働く女性のAさん。代表取締役は少なくとも過去に3回不当な解雇を言い渡し、その都度ごまかしの撤回を行ってきました。
今年10月11日、文書で解雇通知を手渡されたAさん。労働者にとって解雇は死活問題です。頭の中が真っ白になったAさんは釜合労に助けを求めました。
現場に駆け付けた釜合労は代表取締役に、Aさんは組合員であることを通知した後、解雇を撤回するよう要請しました。
代表取締役は「他の株主にも相談しないと…」と口を濁し、「3日後に返事をします」と答えました。3日後の10月14日代表取締役に連絡すると、解雇は撤回しないとの返事でした。
代表取締役はAさんが組合に加入したことを知ってから、深夜から早朝、何度もAさんに嫌がらせのメールを送信。それだけではなく、会社とは全く関係が無いAさんの娘さん(当該組合員)にまで脱退を促すことをもくろみ執拗にメールを送信しています。Aさんの娘さんに送信されたメールの中身を抜粋します。
「情報社会の中、犯罪歴のある人物、反社会の関係者を思わせる人物に依頼をして、会社に乗り込み、何かを要求する事はいかがですか。自分だけではなく、デイサービスの職員は、依頼の犯罪歴などを見て怖がってます。犯罪歴のある方、反社会の関係者を窓口に立てるのは恐喝のような事は社会的にどうか冷静に考えて下さい。反社会の話ですよ。西成では知られた人物のようです」
「労働組合でも西成区のあいりん地区、特別区ですよ。ご本人にも言いましたが、普通は司法書士に相談、自分の要求を伝えて交渉する。今、やられている事は、反社ややくざ、右翼を使って会社に乗り込んでいるのと同じです。こういう団体、犯罪歴のある方、反社の関係者を使って会社に対して要求することはいかがですか」
「デイサービスの職員達もお母さんがどうしてあの犯罪歴のある人物と出会ったのかと疑問に思っています。職員のコンプライアンスも含めいい機会になりました。こちらも怖がっている社員、パートを守る為に考えております。ああいう方たちと関係を持つのはよくないと思います」
「次は、いろいろお世話になったから先方からのお願いも断れなくなり、あいりん地区に身を置くことになります。炊き出しを手伝え、ご飯を食べに行こう、飲みに行こうなどと繰り返している間にどうしようもないやくざの女になる場合もあるようです。やくざはやくざでもあいりんの底辺です。本当に大変なことになります。薬、覚醒剤を騙されて使用されて、ここのあいりんでは普通にあります。本当にこういう方たちと付き合いしては駄目です。」
ところが10月18日突然、話し合いもなく一方的に「10月23日から出勤して下さい」と解雇を撤回してきました。
解雇、撤回、解雇、撤回、解雇、撤回…を繰り返され、心身に深いダメージを受け続けているAさんは精神科・心療内科で診察を受けました。適応障害、約1か月の休業加療が必要との診断を受け、現在休業中です。
人を人とも思わない、労働者を労働者とも思わない代表取締役。11月16日に団体交渉を行うことになっています。
また労働者の街釜ヶ崎を「特別区」と、いわれのない差別をし、釜合労については、犯罪歴ある人物、反社会関係者を思わせる人物に依頼して等々誹謗中傷して組合からの脱退をそそのかした件についてはメールの中身をすでに大阪府労働委員会に証拠として提出し、不当労働行為救済の申し立てをしております。
大阪府労働委員会の第1回調査は12月5日に行われることになっています。釜ヶ崎差別、組合差別を許さず、の視点で闘います。
*釜ヶ崎公民権運動主催の3日間にわたる集会、上映会(50年前の越冬闘争、釜共闘の闘いの記録)に
延べ100人が参加し、成功裡に終わりました。参加された皆さん、お疲れ様でした。
センターはこの街の宝です
今後の予定
11月15日(水)午前11時
定額給付金控訴審裁判
2023年11月13日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com
0コメント