2019年3月31日は労働者がセンター閉鎖を阻止した日 /2019年4月24日は吉村洋文大阪府知事が強制排除した日
忘れていません。2019年3月31日大阪府知事吉村洋文氏はセンター閉鎖をねらってセンター専務理事らを先頭にシャッターの閉鎖を始めました。
しかしセンター閉鎖に反対する釜ヶ崎の労働者がシャッターの下に体を入れ、体を張った行動にセンター専務理事は「この状態ではシャッターは閉められません。撤収します」と言って引き上げました。
差別行政に肩入れする民間団体(どことは言いませんが)の幹部たちもこんなはずではなかったと失望感をにじませながら、すごすごと立ち去っていきました。
西成警察の現場責任者と思われる人が近づき「どうなればいいと思っているのか」と聞きに来たので、「センターが壊されずに残ること」と答えました。
その後、センターのシャッターは24時間開放されました。センター内で生活する労働者が増え続け、およそ100人の労働者の生活の場所となっていったのです。釜合労は「センターつぶすな」と声をあげ続けました。
ところが大阪府知事吉村洋文氏は何を血迷ったのか、24日後の4月24日大坂府警の機動隊200人と動員して、センター内で生活している約100人の人たちを暴力的にシャッターの外に強制排除したのです。
あれから5年、センターは今もしっかりとそびえたっています。センターを建て替える理由などまったくありません。
釜合労は行き場のない労働者に利用してもらう緊急避難用として大型バスをシャッターの外におき「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の声を労働者と共に今も叫び続けています。
大阪府知事吉村洋文氏はセンターつぶしの口実に「耐震性が弱いから」と言い、強弁を続けています。その裏で大阪府の本庁舎(知事室のある庁舎)は大正時代に建てられた建築物でセンターよりも耐震性が弱いと言われていたのに、早々と免振工事をして使っています。
大阪府知事吉村洋文氏の本当の狙いはセンターをつぶして釜ヶ崎の労働者を散り散りバラバラにして見えなくしてしまうことなのです。
2020年4月、大阪府知事吉村洋文氏はシャッターの外で生活している人たち(釜合労を含む)や団結小屋の強制排除をもくろんで裁判をおこしました。釜合労は武村二三夫弁護士、遠藤比呂通弁護士、牧野幸子弁護士の3名の弁護団で受けて立ちました。
大阪府知事吉村洋文氏は大阪地方裁判所においての審理中、その判決まで待てないとばかりに、シャッター前で生活する人たち(釜合労も含む)の強制排除を求める「断行の仮処分」に打って出ました。
釜合労の弁護団はそれを阻止すべく反訴しました。
その結果、裁判所は強制排除を認めない画期的な判決を言い渡しました。大阪府のもくろんだ強制排除は失敗したのです。
さらには大阪地方裁判所の判決も大阪府がもくろむセンターつぶし(センター建て替え)は認めたものの強制排除は認めませんでした。その後の大阪高等裁判所も強制排除は認めませんでした。
釜合労は上告し、最高裁の判断を待っているところです。
センターは釜ヶ崎の宝です。労働者にとっての宝物です。使い続けることを願っています。「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」これこそ労働者の声です。
4月27日(土)午後3時
三角公園「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」集会デモ
西成区にあるデイサービスコスモスの里の社長は、今もってNさんの傷病手当金申請書を送り返しておりません。
これって、窃盗行為になるのではないでしょうか。
今後の予定
センターはこの街の宝です
※訂正とお詫び
4月26日の定額給付金控訴審の時間が間違っていました。正しくは午前11時15分です。バスは午前10時に大阪高等裁判所に向けセンターを出発します。申し訳ありませんでした。
4月25日(木)午前10時
コスモス株式会社
新件労働委員会 第1回調査
4月26日(金)午前11時15分
大阪高裁73号法廷
定額給付金控訴審
5月10日(金)午後4時
コスモス株式会社 団体交渉
6月4日(火)午後3時
コスモス株式会社 労働委員会審問
2024年4月22日
釜ヶ崎地域合同労働組合
釜ヶ崎炊き出しの会、いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com
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