センターは国策によって建設されたもの
昭和45年度版(1970年度)当時の労働省職業安定局失業対策部作成の失業対策年鑑によると399ページには「愛隣地区等の対策」と記載され、401ページには「3,愛隣地区対策 愛隣地区は全国最大の日雇労働者の集中居住区で労働者は約15000人と推定され、このうち1日平均3500人程度が青空労働市場を経由して就労している。労働省としては、当面緊急に措置すべき対策として『青空労働市場を一定の施設内に集約し、職業安定機関等による就労あっ旋の援助を通じて悪質求人者の排除、就労の正常化を図るとともに労働福祉に関する諸施策を総合的に実施し、地区労働者の福祉の増進と近代的労働市場の育成を図る』方針を決定し、そこで地元大阪府、大阪市および中央関係各省庁等の協力による積極的な対策の検討を進めながら、45年の日本万国博覧会の開催を前に①労働公共職業安定所の新設②労働福祉センターの建設③雇用促進事業団簡易宿泊所の新設を設置する構想(愛隣総合センター)を固め、42年度予算にこれら施設建設費が認められ、以来2年有余にわたる年月と総工費22億3千万円の巨費により45年9月30日その竣工をみたものである」「労働対策としては①求人者等に対する指導を強化し、悪質求人者、手配師及び不正な求人活動に対しては厳にこれを排除するとともに、社会保険の加入促進をはじめ雇用条件の改善指導を図る」とあります。
ところが大阪府の吉村洋文知事は国をさしおいて国の前にしゃしゃり出て、センターのシャッターを閉じ、それにも飽き足らず、センターの前で生活している人たちの強制排除をもくろむ差別行政に手を染めているのです。この暴挙を許してはなりません。
みんなで声をあげ、「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」と言い続けましょう。
水が無ければ花壇の花は枯れてしまいます
大阪市はむごいことはしないでください
花咲かじいさん、頑張る!
花咲かじいさんの花壇の横にある大阪市が設置したトイレの補強工事に伴い、大阪市がハレンチにも8月1日から12月末まで水道を使わせないと無茶なことを言っていると花咲かじいさんから聞きました。
8月1日、釜合労はトイレ工事には反対しないが水道を使わせないことには反対する立場で大阪市と業者が来るのは待ちました。
軽トラにフェンスを積んだ業者がトイレ前で停車したので、「トイレ工事には反対しないが、水道を止められたら大阪市が花壇と認めた花たちが水不足で枯れてしまうので水道は使えるようにしてほしい」と説得活動を行いました。
業者は「仮設の水道は材料さえあえばすぐにでもできるが大阪市の許可をもらわないと」と言いました。
大阪市の職員が当然現場に来ると思っていましたが、ほどなく来たのは西成警察署の警官5人と防犯コーナーの私服警察官1人の計6人。
私たちは業者と警官に「2年前(2022年1月31日)大阪市の職員が大阪市の街園を花壇として認めた。花壇の中に水道もつけると言ったのに2年経っても水道をつけていない。やむなくトイレの水道を花壇の水やりに使っている」と説明しました。
また業者に対して「トイレにフェンスを張っても水道は使えるように通路を開けておいてほしい」と言いましたが、業者はフェンスを積んだまま帰って行きましたので釜合労も引き上げました。
あくる日、花咲かじいさんより電話があり、「大阪市は仮設の水道は付けると言っている」とのこと。水が無ければ人間も他の動物も植物も死滅します。命の水です。その水を止めることによって花壇の花は枯れてしまいます。大阪市に言います。そんなむごいことはしないよう願います。
今後の予定
センターはこの街の宝です
8月22日(木)午後3時
星野リゾート抗議と要請
8月26日(月)午後3時
コスモス(株)
新件 第4回調査
8月31日(土)午後3時
三角公園「センターつぶすな」集会・デモ
10月2日(水)午前11時
コスモス(株)
新件 第5回調査
2024年8月5日
釜ヶ崎地域合同労働組合 釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
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