「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」これが釜ヶ崎における最重要な課題である
「シャッターの前で寝てる人が強制排除され、鉄のフェンスで囲まれた。大阪市議会全会一致でセンター解体が決まった。もうアカン。別のことを考えよう」という声が聞こえてくる。
そういう連中をエセと言う。へっぴり腰になり、闘う現場から後ずさりする屁理屈を考え、回れ右をして背を向けて逃げ出す。釜合労はそんな人間を何人も見てきた。
釜ヶ崎の労働者を裏切っておいて何が「釜ヶ崎労働者を支援する」だ。笑わせるな。片腹痛いわ。
釜ヶ崎を売り物にした裏切り行為は止めなはれ。みっともないで。真剣に釜ヶ崎の労働者が幸せになる街にすることを考えなあかんやろ。
釜ヶ崎労働者が闘って闘って権力(特に警察)の弾圧を受けても闘って、国が重い腰をあげ釜ヶ崎労働者の労働問題、福祉問題の改善を目指すものとしてセンターが建てられた。
今から9年前の3月30日、仕事が無くやむなく花園公園で野宿している労働者を一人残らず強制排除したのは当時大阪市長だった吉村洋文(維新の会)のしわざ。その時の口実が「だれもが使える公園にします」だった。
しかし9年経ったいまだにカギがかかったまま。大阪市民、釜ヶ崎の労働者、裁判所にまでウソをついて「だれもが使えない公園」になっている。
釜ヶ崎の労働者に日雇労働の仕事を紹介するためにできたあいりん職安が仕事の紹介業務をまともにやろうとせず、生活に困った釜ヶ崎労働者が西成区役所分館(元市更相)を訪ねると必ず施設(ケアセン、三徳寮等)に入れという。
釜ヶ崎労働者の困難の原因は何一つ解決されないまま、国、大阪府、大阪市が一体となってセンターをつぶし、釜ヶ崎の労働者を散り散りバラバラにして見えなくしようとたくらんでいる。その先兵が釜ヶ崎労働者に対する差別者集団維新の会だ。
センターつぶしの口実は「耐震性が弱いから」。おい、ちょっと待てよ。大阪府庁の本館(知事室がある)は大正時代に建てられた建物で、センターよりも耐震性が弱いとされていた。そしたら建て替えたのか。建て替えずに免振工事をして使っている。
そしたら、吉村さん。センターも自分たちがやったように耐震工事をしたらええだけのこと。
吉村(維新の会)の狙いは花園公園でやったことと同じ。センターを壊すことが目的でない。花園公園から釜ヶ崎の労働者を追い出して散り散りバラバラにしたように、センターをつぶして労働者を散り散りバラバラにして見えなくすることだ。
釜ヶ崎労働者にとってセンターほどええとこはない。水道、食堂、売店、娯楽室、足を洗う場所、洗濯槽。トイレの数も多い。それに加えてダンボール敷いて寝ていてもだれも文句を言わない。夏は涼しい風が吹き抜ける。雨露もしのげる。日本中、どこを探してもダンボール敷いて寝ていて文句を言われないのはセンターだけ。
センターは釜ヶ崎労働者の宝物。この宝物を大事にせなあかん。センターが無くなって困るのは労働者。「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の声を、万難を排して叫び続けよう。
6月28日「センターつぶすな」集会
暑い中、三角公園での集会、デモに30名の方が参加されました。参加された皆さん、お疲れ様でした。
花咲かじいさんの花壇
異例の早さで梅雨明けし、花壇は水不足状態。プランターの花は暑さと水不足で枯れ始めていました。
カサブランカは紅い花をたくさん咲かせていました。時々声をかけてこられる通りがかりの年配の女性が「カサブランカと言うんですか。名前は聞いたことありますけど…。立派ですねぇ」と青空に映えるユリの花をしばらく見上げておられました。
今後の予定
センターはこの街の宝です
7月16日(水)午前10時30分
労働委員会第4回調査
組合員にのみ業務制限を続ける長居動物病院
7月18日(金)午前10時
大阪地方裁判所808号
日本維新の会交野支部幹事長(2023年4月当時)が、釜ヶ崎労働者に対する差別をあおり稲垣浩の選挙妨害をした裁判
7月24日(木)午後3時
星野リゾート新今宮
抗議と要請行動
7月26日(土)午後4時
三角公園
センターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対、万博反対 集会とデモ
2025年6月30日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
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