7月7日ココルーム宿泊者に 8月5日三徳寮(大阪自彊館運営)の宿泊者にコロナ感染者。労働者の皆さん、劣悪な施設収容に反対しましょう
あいりん職安の職員がコロナに感染したとの新聞記事が出たのが4月8日。これ以上広がらないようにとの思いで、釜ヶ崎でコロナ対策を徹底して行うよう、国、大阪府、大阪市に申し入れを行ってきました。
釜ヶ崎においては、高齢特掃労働者の感染を防ぐよう(財)西成労働福祉センターや医療センターに三密を回避しマスクを配布するよう要望を行い、シェルターや禁酒の館を閉鎖し、センター1階を開放し、同じセンターにある市営住宅約170室を開放するよう大阪市に要望してきました。だれもコロナ感染者になってはいけないとの思いで。
ところがその後も、7月7日には釜ヶ崎の労働者も利用する動物園一番街にあるココルームの宿泊者にコロナの感染者が出たことがあきらかになり(ココルームのネットに記載)、8月6日には三徳寮(萩之茶屋1丁目9番)の入寮者にコロナの感染者がでたことを労働者の情報で知り、三徳寮に確認したところ、8月5日に感染者が出たことがわかりました。
8月7日、釜ヶ崎医療連絡会議代表の大谷さんと共に三徳寮に行きました。三徳寮でコロナの感染が確認された人は肺炎の徴候があるにもかかわらず8月5日から7日の二日間、三徳寮で隔離され病院に入院させてもらえず、8月7日の午前10時前、救急車で入院したとのこと。労働者の生命が軽視されていたことも明らかになりました。
三徳寮に対しては、1、入寮者、ケアセンター等の利用者、職員全員のPCR検査を実施すること2、当面の間、寮の閉鎖をすること3、相部屋での収容はやめること4、入寮者については安全が確認されるまでは原則外出禁止にすることを要望しました。
続いて阿倍野メディックス10階にある大阪市保健所に行き1、三徳寮、ケアセンター等の入寮者、職員全員のPCR検査をおこなうこと、2、感染防止のため当面の間、入寮者については原則外出禁止との指導を行うことを口頭で要望しました。
その足で大阪市役所に行き、松井一郎市長あてに1、三徳寮の入寮者、職員全員のPCR検査、2、各区役所からのケアセンターへの紹介を当分の間やめること3、相部屋の施設収容ではなく、居宅保護の方針転換を行うことの申し入れを行いまいました。
労働者、地域住民の安全、安心のため、これらのことを実現させるよう団結して闘いましょう。(なお、8月8日三徳寮に確認したところ、濃厚接触者の入寮者3人。職員1人。)
強 制 排 除 反 対
センターのシャッター開けろ 市営住宅を開放せよ 医療センターもつぶすな
センター存立の必要性を裁判官にじっくり聞いてもらおう
センターのシャッター前で生活している皆さん、大阪府は本裁判が始まろうとするときを狙ったかのように「土地明渡断行の仮処分」を求める新たな裁判を起こしました。本裁判は1年以上の審理が必要となります。「それまでは待てない、シャッター前にいる人々を強制排除し、早くセンターをつぶしてしまおう」とばかりに裁判所に訴え出たのです。
大阪府に訴えられている私たちはこれにも共同で対応しなければなりません。センター存立の必要性を本裁判においてじっくり聞いてもらって判断してもらいたいと言おうではありませんか。釜合労は裁判においてヤジやパフォーマンスは行いません。これが裁判にのぞむ原則だと思っています。
釜ヶ崎のまちづくり会議の労働施設検討会議の委員や有識者はセンターつぶしをもくろむ行政と意を通じるイエスマンばかり。その中でたった一つ、釜合労だけは「センターつぶすな、もったいない」と反対の声を上げ続けてきました。
裁判官は役人のイエスマンではありません。私たちの立場を分かってもらうために審理をつくそうではありませんか。
裁判所に「土地明渡断行処分の命令」を出されないよう、労働者は団結して裁判にのぞみましょう。
「労働者を犠牲にしてセンターつぶすな」住民訴訟は8月26日(水)です
8月26日(水)午前11時30分から大阪地方裁判所1007号法廷です。お茶とおにぎりは用意していきます。多くの皆さんの傍聴をお願いします。
8月29日(土)三角公園で集会、デモ
午後3時から三角公園で「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」「コロナ対策を本気でやれ」「給付金10万円をすべての釜ヶ崎労働者、野宿生活者に支給せよ」の集会とデモ行進を行います。
雨天決行。お茶とおにぎりを用意します。共に声をあげましょう。
釜合労のホームページができました
https://www.kamagourou.comです。
2020年8月11日
釜ヶ崎地域合労労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
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