西成労働福祉センター、あいりん労働公共職業安定所はただちに業務を中止し、あいりん総合センターのシャッターを開け、あいりん総合センター3階に戻ること

2020年10月29日
 
(財)西成労働福祉センター 様
あいりん労働公共職業安定所  様
日本人民委員会
釜ヶ崎公民権運動
集い処 花
釜ヶ崎地域合同労働組合
 

要 望 書

 
南海電鉄の高架下にできた西成労働福祉センターの仮移転先の敷地内にある高架を支える柱を電磁波で調べた結果、鉄筋の反応はあるが鉄骨の反応はないことが判明しました。
まちづくり会議の中における最も重要な労働施設検討会議において、当組合は築80年をこえる南海電鉄高架下は、コンクリートの剥落、鉄筋がむき出しになっている等から、高架を支える柱、けた、スラブの危険性を再三訴えてきましたが、大阪府商工労働部の職員は「RC柱(鉄筋のみ使用)ではなくSRC柱(鉄筋と鉄骨を使用)なので安全性に問題ない。南海電鉄が大丈夫と言ってるのだから大丈夫」と契約者の責任を放棄した発言をくりかえしました。
また開設以来雨漏りが止まらず、ここを利用する労働者に迷惑をかけ続けています。この点も再三指摘してきましたが、いまだに雨漏りは止まりません。
南海電鉄は移転先の柱にはすべて鉄筋だけではなく鉄骨も入っているから耐震工事をする必要はなく安全であると言い張っていました。
これに疑問を感じていた住民訴訟の原告が非破壊検査を専門とする業者さんに依頼し、6本の柱を電磁波で調べると「鉄筋の反応はあるが鉄骨の反応はない」という検査結果が報告されました。あいりん職安の仮移転先も同じと考えます。
この2施設の仮移転先の高架構造物については、1995年におきた阪神大震災をふまえて求められた耐震補強の緊急措置がなされていません。
従って阪神大震災クラスの地震が大阪を襲った場合、この2施設の仮移転先の高架橋脚の倒壊、落下が生じかねない危険な状態にあります。釜ヶ崎労働者や2施設で働く職員、南海電鉄を利用する乗客の安全を確保するため、この2施設はただちに業務を中止し耐震工事を行うこと。また、あいりん総合センター取り壊しも見直す必要があります。
 
 そこで以下を要望します。
 
西成労働福祉センター、あいりん労働公共職業安定所はただちに業務を中止し、あいりん総合センターのシャッターを開け、あいりん総合センター3階に戻ること
 
11月5日までにご回答下さい。
(連絡先  釜ヶ崎地域合同労働組合 6631-7460)

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