センターは労働者の施設 ドヤ主や自治会に乗っ取られてはなりません

センターは労働者の施設
野宿がなんであかんねん

テントは自由のあかし

テント、ダンボールハウスを守れ

11月24日午後7時から西成区役所で釜ヶ崎まちづくり会議第56回労働施設検討会議が開催されました。釜合労は6時半ころより参加する各委員に組合発行の組合ニュースを配布しました。配付したのは「釜合労は働く権利を奪い続けるあいりん職安の責任を追及し続けます」という見出しで「釜ヶ崎の労働者の悲劇はあいりん職安が仕事の紹介業務をやらないこと、これに尽きます」等々書いたもので、センターのシャッター前に居をかまえている人、通行人、特掃輪番労働者の皆さんに配布しているものと同じビラです。

釜合労は釜ヶ崎の労働者が幸せになるまちづくりをめざすという考えをかたときも脳裏から離さず、労働施設検討会議のはじめから常に「センターつぶすな。あいりん職安は仕事の紹介業務を行え。施設収容反対、施設収容をやめて居宅保護を認めよ」とこの3点の基本方針を保持しつつ、釜ヶ崎のまちづくり会議にのぞんできました。

今回の会議で疑問に思ったことが二つあります。

一つは、会議では前回の「議事概要の案」なるものが各委員に配布されるのですが、前回(55回)の会議が始まる前、釜合労が南海電鉄の高架下にできた西成労働福祉センターの仮移転先の柱に鉄骨が入っておらず危険なため業務を中止し、センターのシャッターを開け、元の場所に戻るよう意見した内容の「委員の皆さんへ」と書いたビラを労働施設検討会議として配布するよう要望したものの拒否され、「自分で委員に配布して下さい」と指示されたことと、会議を15分ほど短縮して終わろうとしたことに対し、釜合労が「ちょっと待ちいや、重要なことが残っているやろ。南海電鉄の高架下の西成労働福祉センター仮移転先のエントランスにある柱6本とも鉄筋の反応はあるが鉄骨の反応がないという非破壊検査の結果が出ている。労働者の安心安全に問題がある」との主旨の発言に対し大阪府労働部の職員が「係争中であり回答できません」と発言したこと、この2点が「議事概要の案」に記載されていなかったことです。この紙面で労働者の皆さんに明らかにしておきたいと思います。

まちづくり会議にとって都合の悪いことは意図的に議事概要の作成時に削除されたことは2度目です。その都度抗議していますが一向に改まりません。録音されたものの情報開示を求めても「議事概要を作成したのち消去している」と開示を拒否されています。役人は上から下まで腐っています。決して役人に幻想を持ってはいけません。

もう一つ印象に残ったこと。会議の始めに各委員に渡された資料の中に、図面で示された労働施設の中に少し広めの会議室がありました。委員の一人が「この会議室で映画会をすることができるのですか」と聞くと大阪府労働部の職員が「そんなこと認めてたらきりがない」と言って拒否しました。

前回の組合ニュースで「ライフラインのほとんどない、労働者が近寄りがたい管理監督でがんじがらめにされる施設の建設をもくろんでいるのがうかがいしれます」と書きましたが、そのとおりの施設になることが分かりました。

食堂もたった一つ。今までのセンターは食堂が何軒かあり、自分の好みの食堂を選ぶことができましたが、それもできません。

形だけのライフラインなんかクソクラエです。そんな施設なんかいりません。これがセンターをつぶした跡地の南側にできる労働施設の一部です。北側にも何か建設物をつくるようですが釜合労は承知していません。


センターは労働者の施設です。ドヤ主や自治会に乗っ取られてはなりません。センターが無くなって困るのは労働者。役人やドヤ主、自治会の思うようにされてはなりません。

センターつぶすな!シャッター開けろ!強制排除反対!は正義の声。センターつぶせ!は悪玉の声。



11月28日三角公園で行われた集会、デモに60人を超える労働者

センターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対の声が三角公園、銀座通り、センターに響きわたりました。参加されたみなさん、お疲れ様でした。



今後のスケジュール

12月18日(金)午前11時

大阪地裁1007号法廷 「センターつぶすな」住民訴訟


2月9日(火)午後2時30分

大阪地裁202号法廷 センター立ち退き訴訟本裁判




2020年11月30日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

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