シャッター前でがんばっている皆さん  釜合労は正月におせち料理を配ります

南海電鉄と大阪府は西成労働福祉センターの中の柱のすべてを非破壊検査してはっきりさせよ

12月1日、大阪地方裁判所第1民事部は大阪府(吉村知事)が求めた野宿生活者、釜合労のバスを含む断行の仮処分命令(強制排除)を認めませんでした。本裁判、さらには住民訴訟に明かりがさしたと言ってもいいでしょう。

仮処分の却下に重要な役割を果たしたのが、西成労働福祉センターやあいりん職安の仮移転先の高架を支えている柱すべてに鉄骨が入っていると裁判所にウソの回答を出したことが住民訴訟の原告が行った6本の柱の非破壊検査によって鉄骨が入ってないことが分かったことです。

釜合労はまちづくり会議において、高架下の仮移転先は老朽化しコンクリートの脱落やサビの流出等が見受けられ危険だからやめるよう意見し続けてきました。

ところが今度大阪府が裁判所に提出した準備書面では珍々堂の南側の壁から突き出ている4本の柱には鉄骨が入っているかのように言い、釜合労の組合ニュースを置く机の横の2本の柱には鉄骨が入っていないようだと、原告側の非破壊検査にいちゃもんをつけてきました。

そしたら南海電鉄や大阪府は自らが西成労働福祉センターの中にかくれている柱のすべてにわたって非破壊検査を行い、はっきりとさせたらいいではないですか。やりなさいよ。

住民訴訟はセンターシャッター前の野宿生活者の強制排除をもくろむ国や大阪府、大阪市の差別行政を粉砕することができるかどうかの最も重要なポイントです。原告側が行った非破壊検査は野宿労働者排除に手を貸す大資本の南海電鉄や権力をかさに釜ヶ崎の労働者をいじめる国、大阪府、大阪市を土俵際に追い詰め寄り切ることができるのか大きな山場となってきました。


「厳しい冬をのりきり、生きて花咲く春を迎えよう」のスローガンは長年続けられてきた越冬闘争のかけ声となっています。

センターを権力者どもに暴力的に排除されたのち、シャッター前で命をつなぐ人々と連帯して共に厳しい冬をのりきりましょう。人権無視の劣悪な施設収容より厳しくも自由を求め野宿を選んだ人々に勝利の女神はほほ笑むことでしょう。それを信じ共に闘いぬきましょう。



今後のスケジュール


12月18日(金)午前11時

大阪地裁1007号法廷 「センターつぶすな」住民訴訟

バス「釜ヶ崎」で午前10時出発。ぜひ傍聴に来て下さい。お茶、おにぎりを用意します。


12月21日(月)午後3時

釜合労委員長稲垣浩の監視カメラ裁判の公判前整理手続きが非公開であります


2月9日(火)午後2時30分

大阪地裁202号法廷 センター立ち退き訴訟本裁判




2020年12月7日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

0コメント

  • 1000 / 1000