センターつぶすな   大阪府(吉村知事)相手の闘いが続いています

2月22日(月)センターつぶすな 住民訴訟
午前10時バス「釜ヶ崎」で出発します

大阪府(吉村知事)が釜ヶ崎の労働者の排除を狙った3つの裁判。釜ヶ崎の労働者を中心にそうは問屋がおろさないと果敢に闘われています。簡単にその意義を整理してみましょう。


一つ目はセンターをつぶして釜ヶ崎の労働者を無きものにしようとたくらまれた「センター建て替え」です。「建て替え」にだまされてはいけません。南海本線のガード下に、センターつぶしをめざして労働者の反対の声をふみにじり急いで建てられたニセものの西成労働福祉センターを見れば分かるでしょう。

食堂、売店、洗濯槽も無く、シャワー室、娯楽室も無いライフラインのほとんど無いネコの額ほどの小さな面積。雨漏り、はねあげ椅子、段差のあった危険な出入口、つまずく車止め、コンセントにふたをして利用できるのは通路のみ等々。労働者の安心安全とは程遠い、不安と危険な公共施設。シャッターで閉鎖された本物のセンターの方がずーっと安心安全であることは子供でも分かります。

大阪府は本物のセンターのシャッター前で生活する人たちを恥知らずにも排除しようと断行の仮処分を裁判に訴えましたが、裁判官にことごとく否定され却下されたのは昨年の12月1日。

2月9日には本裁判がありました。次回の公判は5月18日です。裁判所も慎重に進めようとしているようです。センターがつぶされるのか残るのか労働者の生き残りをかけた重大な裁判となっています。


二つ目は大阪府がセンターつぶしのために急いで老朽化した南海本線のガード下に7億5千万円もの府民の税金を南海電鉄に支払い、南海電鉄はグループ会社の南海辰村建設に労働者には老朽化が進み危険で雨漏りが止まらない、労働者には何の役にも立たないニセの西成労働福祉センターを建設するのに無駄な税金を支出しました。

釜ヶ崎労働者を中心に釜合労や大阪府民の有志の皆さん45人が「大阪府が南海電鉄にすでに支払った7億5千万円を戻すように」との判決を求める裁判を大阪府を相手に起こしている裁判です。


三つ目は刑事事件です。大阪府がニセものの西成労働福祉センターの駐車場北端に設置した監視カメラを当初は南側の駐車場に向けていたものを、センターのシャッター前に団結小屋ができてほどなく撮影する方向を団結小屋に向けたことに対し、釜合労は大阪府が肖像権と団結権の侵害を行ったことへの抗議の意味で、盗撮防止のために監視カメラのレンズにゴム手袋をかぶせたり、スーパー玉出のレジ袋をかぶせました。

大阪府はこのことに威力業務妨害と言いがかりをつけ、大阪府警西成署は待ってましたとばかりに2度にわたってセンターつぶしに反対する釜合労委員長を不当逮捕し、他にも5名を不当逮捕しました。

そのうち釜合労委員長をふくめ4人が起訴されましたが、釜合労は大阪府と大阪府警の弾圧に屈することなく「正当防衛」を争うこととし、その公判前整理手続きが続いています。 

4人全員が無罪を勝ちとることができるよう願ってこれもセンターつぶすなの裁判闘争と位置づけ、勝訴に向けてセンターつぶしをねらう大阪府の弾圧と闘っています。


この3つの裁判すべてがセンターつぶしに反対する労働者を中心に釜合労や支援者が団結し、大阪府(吉村知事)を相手に闘う裁判となっています。労働者の皆さん、このことを心に刻んでおいて下さい。本日2月22日は住民訴訟の裁判です。ぜひ傍聴に参加して下さい。お茶とおにぎりを用意しています。



今後のスケジュール


2月22日(月)午前11時

大阪地裁1007号法廷 「センターつぶすな」住民訴訟


2月27日(土)午後3時から

三角公園で「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の集会、デモ


3月15日(月)午後2時

釜合労委員長稲垣浩の監視カメラ裁判の公判前整理手続きが非公開であります。「正当防衛」で無罪を主張します。


5月18日(火)午後2時30分

大阪地裁202号法廷 センター立ち退き訴訟本裁判



 

2021年2月22日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階  

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com

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