センターこそ労働者の居場所 センターつぶすな

秋田県知事は不安を呈していましたが、日本全域を24時間365日切れ目なく防護するとのふれこみで弾道ミサイル迎撃システム(イージス・アショア)の配備を計画した政府。ところが先日、秋田、山口両県へのイージス・アショアの配備を停止すると河野防衛大臣が突然表明しました。

反対運動をしてきた人々はこれに安堵の気持ちを抱きました。政府が決めたことでも理にかなわないことは挫折することもあることが分かりました。

沖縄県名護市の辺野古の海岸べりにアメリカ軍基地を建設しようとしている政府に対し、玉城知事を先頭に沖縄に住む70%の人々が反対しています。それにもかかわらず政府はこれをゴリ押ししています。

沖縄に住む人々、支援の人々は工事現場の前での座り込みを続け、闘い続けておられます。その粘り強い闘いに私たちは強い感銘を受けています。学ばなければならないと思っています。

ここ大阪市西成区の釜ヶ崎(労働者の街)では、半世紀にわたって釜ヶ崎労働者のよりどころとしてきたセンターを、昨年の4月24日、1階にいた100人の労働者を国、大阪府、大阪市、警察がタッグを組んで、センター1階から暴力的に強制排除しました。

現在、強制的に閉められたシャッターの前で、テント小屋、ダンボールハウス等を居場所とした人々が直射日光、雨、風の吹きさらしという過酷な状況のなか、空き缶集め等で生活されています。センターのシャッターを開ければ直射日光、雨、風をしのげる場所を得ることができるのに。

国、大阪府、大阪市、警察の殺人行政が浮き彫りになっております。



センターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対 

そんな中、6月27日(土)午後3時から始まった集会、デモ。労働者を中心に支援の人々など約100人、今までにない多くの人が参集して集会、デモを貫徹しました。

参加された皆さん、お疲れ様でした。

センターはあと50年使えます。

センターは建設されてから50年経っても、雨漏り一つしていません。医療センターは今も診療を続けています。どこが危険なのですか。釜ヶ崎の中で一番しっかりしている建物の一つです。

またセンター東側にある第二住宅は耐震性に何の問題もないのに解体することになっています。

国や大阪府、大阪市の言う「センターは耐震性が弱い部分もあるので建て替える」と言っていることと何の整合性もありません。労働者を排除しての再開発に他ありません。

役人やドヤ主、地域の自治会が狙っているのは労働者をこの地域から排除し、センターの大部分を横取りして屋台村やタクシー乗り場を作ろうとしていることです。

センターは労働者のために建設され、労働者が利用してきました。ドヤ主や地域の自治会に横取りされてはなりません。

声をあげ、行動をおこしましょう。センターこそが労働者の居場所。「センターつぶすな」と。私たちの闘いの基本は非暴力、不服従の闘いです。



コロナ給付金10万円。大阪市はまだ3%の人たちにしか渡ってない。

6月1日現在の大阪市の推計人口は約275万人とあります。その3%とは、まだ8万2千人ほどしか10万円が行き渡っていないということです。

大阪市はなにしとんねん。釜ヶ崎労働者や野宿している人たちに早よ配れよ。



釜合労のホームページができました

https://www.kamagourou.comです。




2020年6月29日

釜ヶ崎地域合労労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

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